【味見しました】バローネ・リカーゾリ ブローリオ・キャンティ・クラッシコ

お正月モードも終わり、街中も落ち着いた感じですね。
ワインの動きも通常に戻って、ブログを書く余裕がでてきました。
配達落ち着くのはチト寂しいんですけどね。。。

早速飲んだワインの報告です。
昨晩はリカーゾリのブローリオ・キャンティ・クラッシコ。
昨年11月くらいにビンテージが変わってからまだ味見してませんでした。
エチケッタも変わったので、出来映えを楽しみにしていたワインです。

トスカーナ州
バローネ・リカーゾリ
ブローリオ・キャンティ・クラッシコ 2010年

サンジョヴェーゼ 100%
大樽とバリックで9ヶ月間熟成

生産者のバローネ・リカーゾリ。
現在ではキャンティ・クラッシコ地区の親分といえるような歴史と品質と生産量を誇っています。
特に2000年代に入ってからは素晴らしく、フラッグシップのカステッロ・ディ・ブロリオは常に素晴らしい評価を得ているワインです。
でも、1000年以上にわたる長い歴史の中で、リカーゾリは常に良い評判ばかりではありませんでした。
一時リカーゾリ家から所有権が移っていた時期もあったりして、いつも高品質のワインばかりを造っていたわけではないんです。

低品質なワインを大量生産して世界中に輸出していたのが、20年くらい前のイタリアワイン。
世界から絶賛されるトスカーナワインなんて、ごく最近の話なんですね。
実際1980年代以前のイタリアワインって、仕入れるのがとっても大変。
そりゃそうです。
低品質で造った当時は経年変化なんて見込んでませんから、何十年も持つわけ無いです。
当時から比較的熟成を考えていたバローロやバルバレスコに至ってもそんな感じでした。
今飲める状態で残っているのは本当にごく一部の生産者のみです。

特にキャンティは安ワインの代名詞だった時期もありました。
サンジョヴェーゼだけだと濃くてすぐに飲めないし生産量のかさを増す意味もあって、キャンティに白葡萄を入れて造って良いよなんて法律すらあったんです。

バローネ・リカーゾリもそういった安ワイン生産者の一つに成り下がってました。
転機が訪れたのはリカーゾリ家の現当主、フランチェスコさんがワイナリーの所有権を買い戻した時。
フランチェスコさんは葡萄の植え替えから始めて醸造過程全てに至るまで、全てを改革していったんです。
全身全霊をかけて。

で、味見です。

色合いは思ったより淡い感じ。
かすかにグラスの底も見えてます。
グラデーションがとっても綺麗。

香りは強いです。
サンジョヴェーゼらしいベリー系の甘い香りがしてます。
複雑な感じはあまりなく、果実のニュアンスがストレートに感じます。

最初の一口。
まずなめらかで柔らかいタンニンにちょっと驚き。
もうちょっとガツッときそうな予想だったんです。
酸味は思った通りでした。
この先も息の長い変化をするんだろうなぁと想像が広がる、しっかりとした酸でした。

「スムーズな流れるような口当たり」

最初の印象はこれにつきる感じです。
ゴクゴクという表現は似合いませんが、口に含んで素直に飲み込める。
「ブロリオってこんなんだったっけな?」と思ってしまうくらいです。

30分経過。
相変わらずスムーズ。
最初に感じた十分な酸味は時間が経過してもそのバランスを全く崩しません。
そのジャストな酸味のおかげで飲むペースが上がってしまうような感じすら。。。
おかげで1本飲むのに1時間かかりませんでした。
14度のワイン1本をそのペースで飲むともうクラクラでした。
ホント罪なワインです。

飲み頃のスタートを切っているブローリオ・キャンティ・クラッシコ。
是非試してみてください。

肴。

私の故郷、ジャガイモ星の郷土料理(ホント)。
ジャガイモ、アンチョビ、タマネギ、ピーマンのチーズ焼き。
ブローリオの酸味がチーズと良く合います。
ワインもイモも止まんね~!!

トリと大根のスープ。
これは地球の料理です。

ペンネ、お手製のボロネーゼソース。
やっぱりイチから仕込んだボロネーゼソースは美味しいですね。
これもブローリオにぴったりきました。

この三つ、ほとんど一人で食べちゃいました。
バランスのとれた酸味の赤ワインは食欲が増進して困ります。
って、食べ過ぎを美味しいワインのせいにしちゃったりして。。。

カミさん、フランチェスコさん、ごちそうさまでした。